技術士合格体験記

 
1.受験までの経緯                          
   この章では、技術士の試験を受けるまでの経緯を述べ
  てます。これから技術士を目指す方にとってどれだけ
  この章が役立つかよくわからないのですが、特に受験し
  ようか迷っている人の参考になれば、と思います。
 
(1)情報処理技術者試験受験
   私はSEとして事務処理系システムの設計、開発を行        
  っています。
   情報処理業界で資格といえば、やはり通産省の情報処
  理技術者試験です。
 
   会社の奨励もあり、私も例にもれず毎年受験し、入社
  した年、翌年と運よく第二種、第一種に合格しました。
  その翌年からは、特種を目指しました。しかし業務経験
  が浅い上、スキル不足によりなかなか合格することがで
  きません。        

   試験制度が変わってようやく業務経験が試験に追いつ
  き始め、1995(平成7)年秋にアプリケーションエ
  ンジニア、翌年春にプロジェクトマネージャに合格しま
  した。
   この時点で私は、資格試験を受験するのをしばらく休
  むことにしました。理由は、以下の2点です。
  ・高度情報処理技術者の資格を2つとったことで、すっ
   かり満足してしまった。
   高度情報処理技術者試験には他に、システムアナリス
   ト、システム監査があるが、該当の業務経験がなく、
   守備範囲外と考えていた。
  ・情報処理試験以外に情報関係の公的な資格があること
   を知らなかった。
 
   論文を伴う重い(?)試験を受けることに少々疲れて
  いた私は重圧から解放され、平日夜や休日はゆったりし
  た日々を過ごしていました。

(2)診断士受験
   しかし、数ヶ月も経つと何となく不安になってきまし
  た。SEは、顧客のニーズの実現のために、技術・知識
  を駆使し、システム、場合によっては業務にまで踏み込
  んで提案するのが本来の姿である、と考えていました。
   ところが実際には、業務はもちろん、技術についても
  顧客のほうが詳しいということがよくありました。
   変化の激しい情報処理業界にあって、このまま安穏と
  していては、いずれ淘汰されてしまうのでは、と考えた
  のです。
 
   そうならないためには、誰が見ても評価してもらえる
  力をつける必要があるのではないか。しかし、現状の業
  務の中では難しそうだ。やはり、公的な資格を持つこと
  が一番確実だ!何か今の仕事に役立つ資格はないだろう
  か???
   さっそく本屋さんで、資格関連の本を物色しました。
  「行政書士。うーん、ちょっとちゃうなー。社会保険労
  務士?人事部にでも行くんなら役に立つやろけど。」
  「技術士?はあー、会社の資格手当の中で一番高いお金
  をもらえるやつやな。なになに、一次試験を受かったら、
  技術士の補助をして4年後に二次試験やて?えらい期間
  のかかる試験やなあ。うちの会社に技術士なんておった
  っけ?土木?建築?なんや情報は関係ないやんか。
   だいたい、なんでこんな資格がうちみたいな会社で一
  番高い手当がでるんやろ?こらあかんわ。」
               (おいおい、・・・(^^;))
  「中小企業診断士?よく聞く資格やなあ。おっ!情報部
  門があるやんけ。おまけにアプリケーションンジニアを
  持っているから2科目も免除になるで。これや!」
  ということで、1997(平成9)年は、中小企業診断
  士の情報部門を目指すことになりました。
 
   試験が8月初めにあるのに、準備を本格的に始めたの
  が確か5月。中小企業白書も買っただけに終わり、準備
  不足によりあえなく一次で敗退しました。
   ただ、準備さえしっかりやれば一次は合格できそうだ
  という感触は得ることができました。
 
(3)技術士受験
   診断士の試験に失敗したあと、翌年も受験をするかど
  うか再検討しました。
   診断士といえば情報部門といえど、「経営」の
イメー
  ジが強いです。目指す方向性が違うなあ、という違和感
  があったからです。
   結局、情報に関連のある資格試験を再度洗い直したと
  ころ、技術士に情報工学部門があること、業務経歴が7
  年以上あれば、二次試験から受験できることが判明した
  のです。
   さらに、技術士は技術の専門家としてコンサルティン
  グを行うことを想定していることを知り、自分の目指す
  べきものであると確信し、受験することにしたのです。
 
               (1.受験の経緯 終わり)
 
 
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